キャンプデビュー時、皆さん道具を揃えるのにどれだけの費用がかかりましたか?
またこれから始めるよという方、予算はいくらくらいでしょうか。
キャンプ道具って揃えていくと結構お金かかるんですよね…
これからキャンプを始めたいと思っても、道具がないとサバイバルになってしまいます。
ということで今回は私自身の、初めてのキャンプにかかった費用と道具選びの基準などをご紹介します。
道具選びの条件
おそらく最初は、安くていい道具を探し求めていろいろな記事を見ていると思います。
私もそうでした。テントに数万、テーブル数千、チェア数千、、、
まずざっと計算しただけでも、初期費用5万円くらいは飛ぶんじゃないかとこの時思いました。
私の選ぶ条件として【丈夫で長持ち、後悔しないような道具】でした。
初期費用を安く抑えようと思っていましたが、結局長持ちしないんじゃそれ以上の費用がかかるんじゃないかと思い、最初からそこそこいいものを買いました。
最初はもったいない、やっちまった…と思っていましたが、今は全く後悔していません。
未だに主力メンバー(キャンプ道具)
キャンパー歴は短いですが(5年くらい)、最初に買ったキャンプ道具で未だに主で使っているものがたくさんあります。
最初からいいものを買っているので、性能面で不便に感じることがほとんどありません。
買い足しはあるものの、買い替えはほとんどありません。
テントもいくつか買いましたが、いまだに最初に買ったテントは使っています。
スノーピーク アメニティードームS
私が最初に購入したテントがこちら。
お値段は3万円と、最初にしては結構の値段。
初心者の方にピッタリなテントとしてよく名前が上がります。
このテントを購入してよかった点として、まず何といっても耐久性。
このテントを購入して初めてのキャンプの日。
高原で吹きさらしのキャンプ場で、その日は台風並みの風が吹いていました。
新しいテントだから壊したくないし、正直帰ろうかと思いました。
ですが結局キャンプをすることに…
夕飯時には風は少し穏やかになりましたが、その日の夜…私は死を覚悟しました。
そのくらい強い風がテントに直撃、テント内はものすごい揺れて、風がうなり声をあげてテントを襲います。
次の日…アメドは何事もなかったかのように堂々としていました。
大げさ化もしれませんが、私はこのテントに助けられたと感じ、以降風が強い日には未だにこのテントに助けてもらっています。(そんな日にキャンプするなよ…)
インナーだけを使いカンガルースタイルにして他のテントと組み合わせたりして、いろいろと使い勝手の良いテントです。
3万円出して買っておいてよかったです。
リンク
モンベル ダウンハガー800 0番
言わずとも知れた高級ダウンシュラフ。
お値段はなんと56,000円…本当に贅沢品です(笑)
流石にここまで高いシュラフは買わなくてもいいとは思います。
家から毛布や湯たんぽなどの便利暖房アイテムを持っていくのが面倒だったってのもあります。
冬キャンプは舐めてはいけないと思い、思い切って購入。
就寝時、私は寒いと感じたことがありません。
逆にここまで高額なので当たり前と思っちゃいます(笑)
ここに関しては、もっと安価な化繊のシュラフでも良かったかなと思いますが、圧倒的寝心地、圧倒的温かさ、そしてリュックに入るコンパクトさ。
高い買い物でしたが、おかげで毎回熟睡出来ていますので買ってよかったなと思います。
キャプテンスタッグ アルミローテーブル
最強です。もう毎回使っています。
ソロキャンプで本当に大活躍するテーブル。
サイズは小さいですが、その分軽くてコンパクト。
この上でコーヒーを作ったり軽く調理したり、またこの上に焚火台を置いたりしています。
そして驚くべきその価格1500円というコストパフォーマンス。
持ち運びも便利で使いやすい、組み立ても簡単で幅広く使える。
悪い点が見当たらないですね。
しいて言うなら、本当に一人用サイズです。
このテーブル一つを二人以上で使うとかなり限界があります。
同じ種類のもう一回り大きいサイズのローテーブルがありますが、やはりコンパクトさが魅力なので、ソロキャンプをあまりしない方は他のテーブルのほうがいいです。
とは言ってもちょっとした物置には最高のテーブルなので、キャンプ以外にも使えて持っておいて損はないです。
SOTO アミカスコンパクトバーナー
調理の際に活躍。5000円で購入。
バーナーの中でも、特に高額ってわけではありません。
もちろんこれよりも安いものは沢山あります。
いまだに不満なく使っています。
ポケットに入るくらいのコンパクトさで、ガス缶と共にクッカーの中に入れてありますので、邪魔にならない。(のちにコールマンパックアウェイソロクッカー購入)
火おこしも面倒な時がありますし、調理は大体このバーナー一つで完結します。
火力も丁度よく、風にも強い。
のちに私は、アミカスの一つ上のグレード「ウィンドマスーター」を購入しましたが、五徳と一体になっているアミカスのほうが使いやすく、こちらを優先的に使ってしまいます。
ケチって購入・未だに使っているもの
とは言っても、さすがにどれも一級品ってわけにはいきません。(諭吉さんが…)
代用できるものは代用しようということで、安価で手に入るかつ不満なく使っていけるものをご紹介します。
ブルーシート
流石にブルーだと安っぽく見えるので、細かく言えばグリーンシート。
アメドには専用シートが別売りで存在し、それがまた一万円くらいするんですよね。
テントの汚れ・破れ防止がメインなので、正直ブルーシートで大丈夫と思い購入。
未だに専用シートは持っていないですし、特にブルーシートに不満はありません。
ベッドマット
こちらは銀マットで代用。
近くのホムセンで500円で購入。
ちゃんとしたものを買おうとすると数千はかかります。
寝心地も特に不満はなく、銀マットで十分です。
しかし銀マットをどこかで紛失。今は2500円くらいのインフレータブルマット(これも結構安い)を使っていますが、正直あまり差は感じません。
エアーマットや、もっと高級なものだと違いを感じるとは思いますが、全然銀マットで爆睡できていますので(シュラフが高級ってのもある)、銀マットで大丈夫です。
ケチって購入・使わなくなったもの
チェア
6万近くするシュラフを買ったりしていますが、チェアをケチりました。
近くのホームセンターで適当に購入。
イスなんか座れたらいいと思っていましたが、まさかその座る行為自体に安定感がなく、何度転げ落ちたかわかりません。
ですがせっかく購入したのでそのまま使い続けましたが、結局不満がたまり新しいチェアを購入。(風呂上がりに座ってこけて土まみれ)
ヘリノックスのコンフォートチェア15000円。
もう一生使っていくつもりでとても気に入っております。
今まで使っていたものは、連れとキャンプ行くときに貸したりしています。
クッカー
正直焼けたらなんでもOKと思っていたので、フライパン・鍋がセットになったステンレス製のクッカーを購入。
こちらも激安で1000円くらい。
ですが、今はほとんど使っておりません。
のちに250ガス缶が入るクッカーを購入(4000円)しましたが、このクッカーが本当に優秀すぎて、出番が一気に減りました。
私はよくキャンプでは米を一から炊きます。その際ステンレスの鍋だとどうも匂いが苦手で、のちに新しいのを購入する羽目に。
しかし焚火で調理する際には、煤がついて汚れるので主力クッカーは使わず、ステンレスのクッカーを今でも使っております。(安いので荒く使える)
意外と最初の激安クッカーも、買ってよかったなと思います。
初期費用10万円
改めて計算しますと、私がキャンプを始めたときにかかった費用10万円!!
細かく言えばもうちょっとかかっていると思いますが、ざっと計算しただけでもこのくらい。
ですが、妥協して購入したキャンプ道具は結果、ほかのものに買い替えています。
もしテントや寝袋もケチっていたら、もっと出費が嵩んでいったことでしょう。
高いものを買えばいいってわけでもない
性能がいいだけあって、やはりお値段もそれなりに。
しかし中には、値段の割には満足しないものもあります。
逆に、激安キャンプ道具でもめちゃくちゃいいものもあったりします。
高値のものと安値のもの、後悔するならまだ安値のほうがいいですよね。
どのカテゴリーにおいても、安くて高性能って魅力的ですよね。
まとめ
結果、私は10万超えの初期費用になってしまいましたが、後悔はしていません。
それぞれ5年もずっと使い続けて、まだまだ新品なんじゃないかというほど状態がいいです。
やはりいいものを買ったことによって、大事にしなきゃいけない思いが一層増します。
キャンプを始めます、予算1万円!!
出来ます。
しかしキャンプをする時期や場所、スタイルによって予算は変わります。
もし予算一万円で冬キャンプをするなら、それなりの覚悟が必要かと思います。
逆に夏なんかは雨風が凌げたらよいので、数千のテント一つあれば大丈夫です。
私の大体のキャンプのスタイルは、とにかくのんびりすることなので、イスがグラグラだったり夜凍え死にそうになったりするのは嫌なんですよね(笑)
必要最低限の出費でキャンプをするならば、最初から妥協しないこと
なのかなと思ってしまいました。
高級品ではなく、自分が本当にほしいものを買うこと。
結局将来買うんですから(笑)
でも最初は安価なもので揃えて、後にいいものを徐々に揃えていくと、それはそれで感動があったり、楽しくなったりします。
(※あくまで一個人の意見です)